メモ
尺骨神経が障害される部位には肘部管とギオン管という2つの解剖学的に特徴的な部位がある。
変形やガングリオンなどで圧迫されたりする。
2つの部位でどちらで障害されているのかの鑑別には、
手背尺側の症状の有無が重要です。
前腕尺側の感覚障害は、尺骨神経ではなく、内側前腕皮神経で、C8根や腕神経叢の可能性がある。
やはり神経内科で神経伝導検査が重要です。
参考:高齢者の手足しびれ感の診断ポイント:吉村 道由ら、日本内科学会雑誌 第103管 第8号 H26.8.10 PP1876-1884
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メモ
尺骨神経が障害される部位には肘部管とギオン管という2つの解剖学的に特徴的な部位がある。
変形やガングリオンなどで圧迫されたりする。
2つの部位でどちらで障害されているのかの鑑別には、
手背尺側の症状の有無が重要です。
前腕尺側の感覚障害は、尺骨神経ではなく、内側前腕皮神経で、C8根や腕神経叢の可能性がある。
やはり神経内科で神経伝導検査が重要です。
参考:高齢者の手足しびれ感の診断ポイント:吉村 道由ら、日本内科学会雑誌 第103管 第8号 H26.8.10 PP1876-1884
メモ
正中神経が手首のところで絞扼性傷害をおこすと、人差し指から薬指を中心にジンジンとしたしびれや痛みがでて、進行すると母指球筋が痩せてきます。
夜や明け方に症状が悪化することも多く、甲状腺機能低下症や糖尿病、アミロイドーシス、末端肥大症などの基礎疾患が隠れていることもあるので医師の診察が必要です。
知覚異常や感覚障害は薬指の内側と外側で違いがでるRing Finger Splittingという所見があります。
手のひらの感覚神経は手根管を通らないので、指先よりは原則症状はありません。
神経内科での神経伝導検査などで診断ができます。
身体的には手根骨の可動性低下や、指の屈筋腱や支帯と正中神経の癒着などがある場合があり、投薬治療などに合わせて身体機能を高めることも重要です。
参考:高齢者の手足しびれ感の診断ポイント:吉村 道由ら、日本内科学会雑誌 第103管 第8号 H26.8.10 PP1876-1884
体の不快な症状ってほんとうに辛いです。
その辛さをなんとかしたい、、、それはほとんどの方やその家族がおもうこと。
インターネットを検索すると
たくさんの惹かれるキーワードがたくさんでてきます。
地域ナンバー1
ゴッドハンド、口コミNo1、最先端の○○、などなど。。。
このキャッチーなキーワードに、根拠ってあるのでしょうか???
99%の腰痛が治っている。。。なんのデータに基づくのでしょうか???
のべ10万人の治療をして90%の方が。。。。。だれが統計をとっているのでしょうか???
雑誌の掲載についても、当店も何度も取材の電話を頂いています、有料で。芸能人の○○さんが取材にきます、取材料のご負担は5万円お願いしますって、、、産後の女性に人気の雑誌、掲載料は10万円でとかとか。
新聞の記事にしていただいたことが何度かありますが、公共の記事で取材料金を負担されることはまずありませんでした。
メディアリテラシーという言葉をグーグル先生に聞いてみてください。
私は根拠を尋ねる意識のことだとシンプルに理解しているのですが、情報誌もインターネット広告も、広告主本人が作成に関わらないことはほとんどありません。地域ナンバー1と自称される方が、地域でどんな調査をしたのかは興味がありますが、ようわかりません。
派手でなくてもいい先生いますから、ぜひメディアリテラシーを意識して、いい先生に出会ってほしいです。
ハイドロリリースは超音波エコーを使ってリアルタイムに軟部組織のファシア異常を発見し
注射で生理食塩水やビカネイト、ステロイドなどをミリ単位の精度で注射してリリース(リラクゼーション、ほぐす)する究極の局所療法です。※運動器の痛みや、がん性疼痛の一部
局所が痛みの発信源になるまでには、生活や動作、姿勢などの癖や機能障害があることが多く、
それに気づかないと局所治療を繰り返すことになるのではないかと思います。
ハイドロリリースとは話がずれますが、局所と要因については、例えばある部位が狭窄していることが原因で症状がでている狭窄症のケースで、しばらくするとすぐ近くの部位で新たな症状がでてくる場合があります。背骨の一つ一つの硬さの違いや、股関節の硬さの影響、はたまた骨盤の関節の硬さの影響など要因としては色々とあることが多いのです。
局所の治療と要因の治療、どちらを先にしてどのように勧めていくのか、、それは治療者間での意見交換や、患者さんの価値観状況などによって変わるものでそれこそが、エビデンスに基づく医療といえるのではないかと思います。
メディアでは絵になるとろこが強調されて演出されることが多いのではないでしょうか。
即時的なビフォーアフターは刺激的ではありますが、患者さんにとってもっとも重要なことは、症状がでてしまったストーリーが明らかになり、同じようなストーリーを繰り返さないことではないでしょうか。
固定術や開窓術などの脊椎の手術も、ストーリーが考えられるようなものであれば繰り返さないためにメカニズムを突き止める必要があります。
メカニズムのない病態は存在するのでしょうか。
起こっていることだけに着目するのではなく、なんでそうなったのか、メカニズムに着目する視点を、患者さんもしっかりもってもらいたいと思います。
なぜ起こったかを考えられるようになると、対処もわかり、早く良くなるし、再発予防にも取り組めるからです。
メモ
末梢神経によるしびれの原因は
・単神経障害
・多発単神経障害
・ポリニューロパチー
・神経根症
に分類されます。
最初のやつは、手根管や大腿外側皮神経など、日常よく経験するやつです。
次のやつは単神経障害が多発している状態で、血管炎とか糖尿病などがあるので、内科や神経内科などでしっかり病気を治療してもらう必要があります。
3つ目のやつは2つ目と似ていますが、症状が全身、手足に対称的にでます。糖尿病や中毒性、自己免疫性などの病気があるので、こちらも病院でしっかり診断治療をしてもらいましょう。
最後のものは脊髄神経からでた神経がヘルニアなどによって圧迫された状態で、こちらも日常よく経験します。症状は帯状にでることが多く、筋力低下や反射の低下、感覚障害も伴います。
しびれにもいろんな原因があるので、病気に伴うものでないか、医師の診断を仰ぐことが必要ですね。
その上で、経過観察となりそうな最初と最後の問題だと、不安にならずに活動性を維持し、適切な体への介入をしてもらうことで慢性化を防げることが考えられます。
参考:高齢者の手足しびれ感の診断ポイント:吉村 道由ら、日本内科学会雑誌 第103管 第8号 H26.8.10 PP1876-1884
末梢神経によるしびれについて。
メモ。
末梢神経は太い神経(Aα~Aδ、B)と、Cがあります。
Aβは触覚、AδとCは痛覚を伝え、Bは自律神経です。
触覚のAβと痛覚のAδとCは抑制関係にあり、痛いところを擦ると痛みが和らいだりします。
星座のジンジンしたしびれは、阻血により太い神経から代謝障害を生じるのですが
Aβが低下することで、AδとCの脱抑制による異常感覚増加→Aαによる筋力低下とAδ、Cの機能障害による異常感覚減少の順に起こると報告されています。
正座によるしびれは末梢神経の虚血という代謝障害に原因する典型例で、末梢神経自体が圧迫され軸索が伝導障害を起こしたときには感覚鈍麻や筋力低下などの神経障害の症状を感じます。
加圧トレーニングによる血管の拡張や毛細血管の新生は、冷えを和らげ、末梢神経への血流も良くなることが考えられますね。
筋トレしながら血管が鍛えられるのは、加圧トレーニングの真骨頂ですね。
こんにちは。
人に言いづらい痛みの代表格が、陰部の痛みです。
婦人科や肛門科、泌尿器科、ペインクリニック科などによってさまざまな病名があるそうですが、
なかなか痛みや不快感の改善に至りづらい、診断もしてもらいづらい症状で困りますね。
私も数年前まで、そのようなお客様の症状を理解することができませんでした(T_T)
しかしここ数年でそのような症状の存在、辛くなるメカニズムなどに気づき、お客様に喜ばれています。
陰部に症状を起こすには、筋膜や神経外膜などのファシアが関連します。
座り方、股関節の障害などが関連要因としてあります。
言いづらく、理解されにくい陰部周辺の痛みや不快感ですが
思い切ってご相談ください。
体の違和感、痛みなどで困っているお客様の不調が改善すると
心からありがとうという言葉をいただけることがあります。
楽な仕事ではありませんので、このような言葉のシャワーをいただけるとき
頑張ってよかったな、また頑張ろうと感謝の気持ちが湧き上がってきます。
🙂
文献レビュー
筋骨格系疾患で重要なのは「長期病欠は不利益となる」「患者は損傷に苦しんでいるのではなく、心理社会的問題、職業的問題、訴訟などに苦しんでいる」「患者を助けるには資源や費用は不要」「職場復帰には医師のみならず職場の関与が必要」の4点だと報告されている。
→ファシアの関与が言われ始める前の報告ですが、ファシアの関与だけでなく、このような統合的な観点からの介入が望まれます
神の手を探すのではなく、信頼でき信頼できる医師や治療者、トレーナーをみつけることが重要です。
腰痛ん原因は謎が多いが、椎間板変性が腰痛の原因と考える脊椎外界は23%のみで、その患者に固定術か椎間板置換術を選択すると答えた脊椎外科医はわずか1%。もし自分が患者なら99%が保存療法か放置すると回答した。
→脊椎専門医は自分がひどい腰痛に悩まされたら手術を望まず、保存療法か放置することがベターだと考えているということ。早め早めに予防に取り組むこと、健康意識が重要ですね。
Evidence based medicine
根拠に基づく医療とは「エビデンス:科学的根拠)+患者の状況+患者の価値観+治療者の技術を統合して提供されるもののことを言います。
○○が体にいいとテレビで言っていた!Aさんから聞いた。本に載っていた。。。。
その情報の根拠をとう癖を身に着けないと、メディアに振り回されてしまいます。
メディアリテラシとかヘルスリテラシーといいますが、
常にその根拠を尋ねる癖を身に着けましょう。
医学の基礎を築いたウイリアムオスラーは「医療はサイエンスに支えられたアートである」と述べています。
サイエンスに基づく根拠がどこにあるのか、常に情報には裏があること、真実かどうか、判断できるように。
ガイドライン(治療指針)というものがありますが、これがエビデンスであり、
アートの部分、ご本人の価値観、置かれている状況などを合わせて見当し、最適なアドバイスや介入を心がける必要がありそうです。