がん患者における腰背部痛、、、学会講演の覚書です。
PSの低下と臥床時間の長期化。
末期がん患者に必ず存在。
不活動化による筋膜性疼痛MPSが90%に見られるといわれている。オピオイドもきかない。
骨転移からの痛みと誤診されることがある。
不動化による痛みには予防と運動が重要。
骨転移だから安静、不動になるとだめ。
不活動が招くMPSを予防治療する。※不活動性疼痛を予防する
整形外科的には、トリガーポイントブロックに ノイロトロピンを混ぜると、トリガーポイントブロックの効果もあがるようだ。
よく骨転移に放射線治療をするといいと誤解があるが、放射線療法に骨折予防のエビデンスはない!骨が強くなるわけではない。
がん患者が歩ける意味は、その人だけではなく、回りの人の生活にも影響する。
TKAの件数は増加しているが、腫瘍用の人工関節件数は変わっていない。15%の上位専門病院しか使っていない。
病的骨折に対する予後はあがる。
ADLだけではない。
病的骨折の手術は腫瘍切除でなく、支持性の回復。
病的な骨折は命のある限りの短期的なものなので、骨折を治すのでなく、支持性を回復させることで、最後まで歩けるようにする。
100年前に整形外科ができたとき、感染症がターゲットだった。
外傷や変性疾患にターゲットがかわり、国民の2人に一人ががんになる時代。
がんロコモ
がんリハ::残存能力を高める
がんロコモ:がんが影響し、移動機能が低下した状態。移動能力を運動器管理によって歩ける能力を取りもどす
二つが連携すること。
がんロコモ読本(パンフレット)。基幹病院に配布してある。整形外科もがん診療チームの一員。
運動器治療
がん患者さんのQOLを高める
がん診療における運動器診療の向上
動けることで、QOLが向上。