「痛み止めを出しておきます。経過をみましょう」と言われてかれこれ3カ月…なんていう方は時々おられます。どのくらいの期間の経過をみるのか、経過をみたあと、別の原因を探索するのか、また違う薬や治療法でまた経過をみるのか、とても不安な気持ちになる方も少なくありません。
そのような方に共通することに、先が見えない不安、痛みを起こしている部位がはっきりしない不安、などがあるのではないかと感じます。
これでいいのだろうか?もっと他に原因があるのではないだろうか?
考えてしまいますよね。
もし原因が何かの病気ではなく、関節周囲の動きが制限されていることや、筋力のバランスの低下などの機能的な問題であれば、私は、きっと原因となる機能的な問題を見つけることができると思います。
でもフィジオに通える距離ではないという方もいますよね。
そのような方にもお伝えしたいのは、例えば変形性膝関節症の治療ガイドラインで治療の第一選択というのは病態教育、教育的アプローチ、つまり膝の痛みについて正しい知識を学び、体重を減らしたり、膝に負担のかかる生活習慣を見直したり、筋力トレーニングをしたりすることだということです。
そういう大前提があるため、「痛み止めを出しておきます、経過をみましょう」ということになるのですが、足りないものがありますよね。
病態教育、膝についての教育的アプローチが実は圧倒的に足りないから、みんな不安になるのだと思います。製薬会社さんが作ったパンフレットを見ておいてね…というだけで、十分理解できる方は多くはありません。
フィジオに来ていただいた膝の悩みを持つ方には、身体評価を行って膝に負担のかかる要因を明らかにしていくだけでなく、教育的な側面を大切にして、なぜ痛むのか、どう対処するのかということまでを、個別性を大切にしながらお伝えし、介入させていただいています。
滋賀県長浜市 リハビリ&トレーニング PHYSIOです。
どうぞお気軽にご相談ください。