スマホ中毒と笑って自負する人が少し増えている気がしてやまない今日この頃ですが、それに比例して増えているのがスマホ首と言われるもの。古くはストレートネックなんて言われます。
スマホ作業では作業机などを使用しないことが多く、頭が下を向きやすい状態になります。実は、頭ってとっても重くて、体重の約1割あると言われています!
体重が40kgの人で4kg、50kgの人では5kgもの重さがあります。
下を向いてスマホを触ることで、頚椎から頭部までの梃子の作用が増大し、頸部への負担が増加します。それもかなりです。最大限にうつむいた姿勢でスマホを触っている人いますよね?その際には、27キロ程度もの負荷が頚椎にかかっています。
30キロ近いですよ”!!
首が前に傾いているときには、「板状筋」と呼ばれる首の筋をはじめ、頚椎の靭帯なども伸ばされ、頚椎はストレートになっていきます。
頭を持ち上げる際に働く板状筋は、この状態では伸ばされて大変しんどい思いをしています。腕相撲で、負けそうなのに踏ん張っているような状況です。
これでは、肩や首にかけてのコリやだるさを引き起こしても仕方ありません。
板状筋の運動をしていきましょう。
①両手で首の後ろを軽く支えます
②つぎに、ゆっくりと上を向いてみましょう。板状筋が収縮します。
③10秒ほど上を向いたら、ゆっくりと正面に戻します。
④10回ほどやってみましょう
痛みの出ない範囲で行うようにしましょう。
スマホのやり過ぎ、首凝り、スマホ首。
マッサージではその場しのぎになりがちです。
身体のケアをしながら、最適な作業姿勢や作業環境(スマホの使い方)を習得する必要があります。
硬く縮んでいるんではなく、伸ばされて負担になっている。首は不安定になっているため、適切な施術や運動療法が必要です。
スマホ首が原因で、頸肩腕症候群などにならないために、理学療法士のリハビリ&トレーニングPHYSIOで予防を行ってください。ご相談お待ちしております。