最近続けて股関節の痛みに困っているという方を何人か対応させてもらっています。
股関節の痛みの原因として股関節内と股関節外に分けられます。
股関節内の原因はいわゆる変形や変性、関節唇の損傷、感染、炎症、壊死など病院でしっかり治療してもらう必要があるものなので、コンディショニングではもちろん対応できません。
しかし、股関節外の場合には、さまざまな身体の癖によって生じているものがあり、股関節症と診断され経過観察されているような方であっても、その他の部分から来ていることもあります。
そういった場合には、体を評価してコンディショニングすることで大幅に楽になることがあります。
今回経験した方は、人工関節の手術を数年前にされて日常生活を送られている方、若いころから股関節が時々痛くなり困っているという方、スキーに行ったあとから2週間股関節が痛いという方でした。
手術経験のある方は、夜も眠れないし起床時の動きはじめがかなりつらいという方でした。整形外科では人工関節もしっかりしているし問題ないという状態でしたのでフィジオでコンディショニングを実施しました。
この方の場合は、仙骨の位置異常が起因となった股関節や腰の痛みだったようで、数回のコンディショニングののち、ずいぶん楽になっているということでした。
つぎの方は、昔から時々股関節が辛くなるという方で、右も左も痛いということでした。
レントゲンなどをとったことがないということなので病院でみてもらうように電話で勧めました。
大きな病気も見つかりませんでしたが、少し臼蓋形成不全と変形があるということで、年に一回経過観察となられたそうなので、フィジオでコンディショニングを行いました。
この方の場合は、恥骨のずれと骨盤のねじれに起因した痛みだったようで、股関節の変形による痛みではなく、機能的な問題によって生じた痛みだったようです。
しかし構造も機能もどちらも重要ですので、変形に対する経過観察は病院でしっかりやってもらってくださいねと伝えました。
次の方は、スキーのあとから2週間続く股関節の痛みで、2週間変わらないということでした。
骨盤の歪みも気にされていて、体のコンディショニングを実施しました。
右の骨盤が開いており、小殿筋のコンディショニングを実施しました。
小殿筋が機能を取り戻すと、骨盤の歪みも戻り、痛みも違和感もなくなりました。
明日もスキーに行けますね。
医療にしかできないことがたくさんありますが、
保険外のリハビリにしかできない機能へのアプローチも少なからずあります。
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