メモかねて。。
腰痛に脚の痛みを伴うとき、
Maigne R:Pain of vertebral Origin,Williams &Sikins,Baltimore,1996
によると
彼らの研究によるデルマトームでは、腰痛に下部腰椎神経根からの痛みが生じることはなく、臀部や腸骨は、胸腰移行部からの神経根が支配していると報告している。
また神経根性疼痛の部位について
それまでのルートペインのデルマトームに沿った痛み範囲ではなく、
より原曲していると報告した。
例えば、L5のルートペインは下肢外側から母指にかけてではなく、下腿外側の部位に限定される。
臀部に生じたルートペインは、胸腰移行部由来であるということ。
逆に局在の乏しい下肢痛は、関連痛の可能性がある。
ラセーグやSLRテストは椎間板ヘルニアの根拠として有名だが、これが陽性でも根症状があるとは言えない。
エビデンスから確認されているのは、Cross SLRとSLR60度以下での下肢痛である。
臨床症状では、強い夜間の下肢放散痛、夜間激痛、強い運動障害、フラットバック、側弯、下肢痛>腰痛。
神経学的所見は、弱い関連性しかない。。。ということ。
これらのエビデンス(科学的)から、レントゲン所見やMRI所見だけで、
椎間板ヘルニアですね!とレッテルをはられても、困っている症状の源は、関係ないところからの関連痛の可能性が高い。