春めいたとても気持ちの良い青空が見えるようになってきましたね。これからウォーキングやハイキングなどのアウトドアでやりたいことがたくさんあるんじゃないでしょうか。ワクワクしますね。
ところが、歩行時に腰痛がでてしまうと、ワクワクが心配に変わってしまうかもしれません。
腰痛を感じて、レントゲンを撮ってもらったら脊柱管狭窄症と言われました。
これは、良く聞くコメントです。
脊柱管狭窄症とは、(以下引用)
加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。
脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管を狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
椎間板ヘルニアに比べ中高年に発症することが多いようです。また背骨を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり、前に曲げると広がるので、間歇性跛行が起こるのです。
症状については、
この病気では長い距離を続けて歩くことができません。
もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。
引用:日本整形外科学会HP
というように説明されています。赤くした文字だけを抜粋するとこうです。
①年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管を狭くなって(狭窄)
②それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
③もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
④腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありません。
⑤背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。
①~⑤の症状に当てはまるかどうかよく確認してみてください。画像診断的には脊柱管狭窄が認められるものの、症状を説明できないことも少なくはありません。
一方で、筋膜性の痛みが、下肢痛や腰痛を出すことも少なくありません。脊柱管狭窄症の治療をしてきたけれど良くならず、ドクターショッピングや治療院ショッピングをしている方は、そのようなケースも散見されます。
お尻周辺の筋肉は、ズボンのお尻ポケットに財布を入れたまま長時間座っていたり、片方の足に長時間体重をかけている、長時間座りっぱなしなどの習慣によって異常を起こし、トリガーポイントと言われるような過敏な組織を作り、それが下肢痛などを引き起こすことはよく知られています。
さらに腰にある筋肉は、長時間の前屈作業や低い椅子の作業によって、トリガーポイントが活性化されやすくなります。腰痛の原因として多い部位の1つです。
このように、画像診断で見つかったものの治療を受けてきたのに、良くならないと思われている方は、トリガーポイントを疑ってみるのも良いかもしれません。
トリガーポイントの多くは、医療機関でなくても対処していけるものですので、そうかな?と思われたら、理学療法士のリハビリ&トレーニングPHYSIOへご相談ください。